仕事でメタバースを調べる機会があり調べてます。(調べてる最中です)
メタバースとは
メタバースとは、英語の「超(meta)」と「宇宙(universe)」を組み合わせた造語で、もともとは1992年にニール・スティーヴンスンが発表した小説「スノウ・クラッシュ」の中で言われたのが一番最初らしい。最近では、Facebookの共同創業者マーク・ザッカーバーグが、「Facebookはメタバース企業をめざす」といった趣旨の発言をして、注目を集めた言葉だ。映画で言うとイメージ的にはサマーウォーズ(竜とそばかすの姫もしかり)やレディプレイヤー1などが分かりやすいか。それらの映画の世界を想像しただけでも胸が高鳴る。
日本の参入企業で言うとソニー、任天堂、バンダイナムコHD、キャノンなどの大企業をはじめ中小企業もどんどん参入してきている。
メタバースのメリットとデメリット
メリット
仮想空間内で色々な活動ができる。一番は垣根を超えての経済効果を生むこと。
サマーウォーズを例で言うと、日本語で入力したのが英語に変換されたりしたりして外国人ともより多くの人が接することができるようになる。
デメリット
・ヘッドセットを装着しなければならない。
(ゲーム機「PlayStation」の生みの親はヘッドセットを「わずらわしいだけ」と切り捨て、Metaの上級幹部は自社のヘッドセットを「お粗末」と表現したらしい。)
・現在のところ複数のメタバースを行き来できない。
1つの大きなメタバースが存在し、その上でさまざまな企業がサービスを展開するというビジョンは、インターネット黎明期のユートピア的な理想を彷彿とさせる。しかし、当時のインターネットの開拓者たちはそろばんをはじき、投資に見合う利益が得られないと悟ると、この賭けから手を引いた。同じことがメタバースでも起きる可能性はある。
<参考>
・メタバースについて知っておきたいこと

医学とメタバース
木村 知史(日経BP)氏は「医療の分野でもおおいに活用される可能性があります。簡単に想像が付くのはオンライン診療での活用。オンライン診療は2018年度診療報酬改定で保険適用され、2020年4月にはコロナ特例で各種の制限が解除されましたが、なかなか普及にはいたっていません。アバター同士が交流すれば、患者側は自分の症状を的確に伝えられるでしょうし、また処置などに関してはアバターの体を使いながら正確な手順が教えられます。何といっても新しい技術ですから、年老いた人から見ると頭の活性化にもつながるかもしれません。メタバースが医療業界を変えていくのは間違いない」と語っている。

・メタバースとヘルスケアが融合した時代が到来する。

・医療メタバースを受け入れ始めた外科医達

・メタバースで病院経営(日本経済新聞 2022/2/22)
IHHヘルスケアのグループ最高情報責任者(CIO)、ライナス・タム氏は「(複数の先進技術を組み合わせることで)医師らスタッフが既存の病院と同じように患者と関われる環境を構築できる」と指摘。「これからの医療サービスの変容を楽しみにしている」としつつも、デジタル技術は「現実世界の病院に取って代わるのではなく、補完するものだ」と話した。

医療的にアバターが関わって行える部門として最も考えられるのは精神科部門かと思われる。表に出ることができない人も、アバターを介することによってその障壁が下がると思われる。実際、kohekohe氏は精神科医師としてこの環境を用いて「メタバースクリニック」を運営している。


自分の意見としては「現実世界の病院に取って代わるのではなく、補完するものだ」と前述あるものが最も現実性が高いと思われる。ただ、遠隔医療と結びつきがしやすいし、医療過疎の地域などではすぐに映像などを見たりして伝えることができればかなり使い勝手はいいのではと考えられる。
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